皆様は経営事項審査についてどれくらいごぞんじでしょうか?総合得点で決まる……というのはなんとなく聞いたことがあるかもしれませんね。では実際に何を見てどこで判断をしているかわからない方もいらっしゃると思います。
複雑な計算式を知りたいわけじゃないけど、どうやって計算されてるのか知りたい、何を基準に決められているか知ることによって今後の目標も変わる、そう考えてらっしゃる方は多くおられます。今回はそんな経営事項審査の計算方法は何を基準にしているのかわかりやすく説明いたします。
ちょっと調べてみたら細かな数字がびっしり並んで頭が痛くなってしまった...…なんて経験はありませんか?
今回はそんなあなたのためにわかりやすく簡単にお伝えします。ぜひ、最後までご一読ください。
まず結論から:経営事項審査の計算方法は?
経営事項審査の総合評点とは、経営事項評価点数+技術評価点数=総合点数です。わかりやすくお伝えすると総合得点=あなたの会社の評価です。企業の経営規模によってこの評価点を基準にし、その結果でAランク~Dランクの振り分けがされます。しかし、これだけでは何を計算しているのかわかりませんので、それぞれご案内します。
ここだけ見ると二つを足し算するだけで済むように見えますが、総合点数にたどりつくまでに多くの計算が必要になります。
それぞれの計算方法をご案内いたします。ランクについて詳しく知りたい方は、下記記事も参考にしてみてください。
経営事項評価点数とは
経営規模+経営状況+技術力+その他審査事項=経営事項評価点数です。数式にすると、経営事項評価点数=0.25X₁+0.15X₂+0.2Y+0.25Z+0.15Wです。それぞれの記号がどのような意味を持つのか解説します。
ポイント
- X=経営規模
X₁
- 完成工事高(許可業種別)
X₂
- 自己資本額
- 利払前税引前償却前利益
- Y=経営状況
- 負債抵抗力
- 収益性・効率性
- 財務健全性
- 絶対的力量
- Z=技術力
- 元請完成工事高(許可業種別)
- 技術職員数(許可業種別)
- W=その他審査事項(社会性など)
- 労働福祉の状況
- 建設業の営業継続の状況
- 防災活動への貢献の状況
- 法令導守の状況
- 建設業の経理の状況
- 研究発表の状況
- 建設機械の保有状況
- 国際標準化機構が定めた規格の取得状況
- 若年の技術者および技術労働者の教育および確保の状況
これだけの計算をして初めて経営事項評価を計算できます。
たくさん文字を見て疲れてしまったかもしれませんね、休憩しながら次をご覧くださいね。
技術評価点数とは
一言でお伝えすると、標準点+加算点+施工体制評価点=技術評価点です。技術評価点は入札価格で除して評価値を 求める「除算方式」と、技術評価点と価格評価点(入札価格を点数にした値)を合計して求める「加算方式」があります。しかし、これを求めるには複雑な計算が必要になります。
※計算方法はこちらをご確認ください。参考資料国土交通省企業評価制度関連資料集
おそらく個人での計算は困難かとおもいます。一つ一つの意味を調べて計算することになるので大変な労力も必要になります。
そこで私たちの出番です、ご自身で何度も計算するよりも効率よくかつ間違いのない進行をお約束します。まずはお気軽にご相談ください。
東京都限定の行政書士・社会保険労務士。安心の不許可の場合返金制度もあります。そして、実績29年を誇る建設業許可取得経験年数と件数と実績、建設業に特化しています。
まとめ
いかがだったでしょうか?何を基準に計算しているのかお話ししただけでも相当な数の順序がありますね、もう一度重要なことをお伝えします。
ポイント
- 総合点数=経営事項評価点数+技術評価点数である
- 経営事項評価点数は経営規模+経営規模+技術力+その他審査事項を基準に決められる
- 技術評価点=標準点+加算点+施工体制評価点であるが評点を出すためにはさらに複雑な計算が求められる
さまざまな計算式の後に評価が決まっていることが伝わったかと思います。実際の計算や申請をひとりで行うのは大変です。ぜひ、お気軽にご相談ください。一緒に頑張りましょう!あなたの悩みが解決することを願っています。