建設業許可には有効期間があることはご存知でしょうか？。一度取得したら、効力がずっと続くものではありません。一定期間ごとに更新する必要があります。
また、更新にも期限があります。気がついたら有効期限切れになっていて、しかも更新期限も過ぎていた…なんてことがないように、次の更新期限をしっかり把握して準備する必要があります。
この記事では、建設業許可の有効期間と更新期限について、詳しく解説していきます。
次の更新期限を忘れないようにポイントをまとめました！
建設業許可の有効期限はいつまで？
建設業許可の有効期限は、許可取得の日からちょうど5年後の前日です。具体的な例で言うと、2022年4月26日に取得した場合、期限は2027年4月25日までです。
この日付は「許可の有効期限」として許可書に記載されていますので、わからない方は確認しておきましょう！
せっかく苦労して取得した建設業許可、うっかり失効させないように注意しましょう！
有効期限は3年ではない
先代から引き継いだ会社等を経営している方は、前任者から「建設業許可の有効期限は3年」と教えられたことがあるのではないでしょうか？1996年(平成6年)まで建設業許可の有効期限は3年でしたが、この年の12月から有効期限が3年から5年に延長されています。
更新申請はいつまでにすればいい?
建設業許可の有効期限は許可取得日の5年後の前日です。そして、建設業許可の更新手続きの期限は有効期限の30日前です。
注意しなければいけないのは、期限日が日曜日などの場合。行政機関は土日・祝日はお休みなので、更新期限中であっても更新の申請ができません。
この場合は行政機関の直前の営業日であるが実際のリミットだったのです。
さらに更新書類の受付開始日も決まっており、自治体によりますが有効期限の2~3ヶ月前となります。
実は、更新期限も「書類提出期限」として最下部に明記されています。更新の受付開始日は記載されていないので、所属の行政機関のHPを確認するか問い合わせをしてみましょう。
変更がある場合は早めに準備を
建設業許可の更新申請と同時に、別の業種の許可を追加や区分の変更もできます。しかし、これには更新申請より時間が掛かります。
変更や追加がある場合は特に早めから準備しておきましょう。
更新期限を過ぎてしまった場合
有効期限が切れる前に、気が付いた時点で担当行政機関に連絡しましょう。
超過した日数にもよりますが更新期限過ぎに提出した場合、多くの場合が始末書等の提出を求められる程度のようです。あきらめずにまずは連絡してみて、行政機関の指示に従ってください。
しかし地域によっては申請を受け付けてくれない場合もありますので、基本的には期限を忘れないように最大限注意しましょう。
有効期限が切れてしまった場合
更新期限を過ぎ、かつ有効期限も過ぎてしまった場合、建設業許可は失効となります。ここまで来ると救済の余地はありません。
一度期限が切れてしまった建設業許可は継続や更新の対象外となり、新規取得が必要となります。
今まで取得していた建設業許可が失効した場合、新規取得の手間がかかる以外にも次のような大きなデメリットがあります。
- 契約中の現場の契約が打ち切りになる可能性がある。
- 建設業許可番号が変更になる可能性がある。
これらは会社の信用に関わる重大な問題です。一度取得した建設業許可が、ミスによって失効した場合、単に建設業許可がなくなる以上の事態になることは心に留めておきましょう。
建設業許可の有効期限を逃さないために
建設業許可の有効期限は5年間なので、うっかりしていると忘れがちです。許可を受けた日に、次の更新日より数か月前にリマインダーを入れておくのがおすすめです。
googleやyahooなど、多くの無料スマホカレンダーでは、5年後のリマインダーを使用することも可能です。ここで挙げたサービスのように、5年のうちにスマホを買い替えても引き継ぎ可能なものを選ぶとなお安心です。
例えば、次のDIMEの記事ではgoogleカレンダーのリマインダー設定方法が説明されています。スマホカレンダーを使ったことのない方でも分かりやすいので、ぜひ参考にしてみてください！↓
googleリマインダーの設定方法
建設業許可更新もおさだ事務所にお任せください
とは言え、普段の業務の中で5年ごとの更新期限を確実に把握し、書類作業をするのは大変です。期限切れになった場合のリスクも大きいことから、「もし忘れてしまったら…」と不安に思う人も多いのではないでしょうか。
そんな方は、更新作業をプロに任せてみませんか？
おさだ事務所で建設業許可の手続きをした方には、リマインダーのように更新時期が近づいたら事務所よりお知らせをしています。
更新時期を逃すことなく、安心して本業に従事できます！
ぜひこの機会に一度ご連絡ください！
まとめ
ポイント
- 建設業許可の有効期限は取得の日付からちょうど5年後の前日。
- 更新期限はその有効期限から遡って30日前、更新受付開始日は30日～60日前のことが多い。
- 更新しないまま有効期限が切れると、建設業許可は取り直しで、会社の信用にも関わる。
- 更新を忘れないようにスマホのカレンダーでリマインダーを設定したり、行政書士に相談したりと、工夫しておくと安心。
苦労して取得した建設業許可。うっかりミスで失効してしまうのはとてももったいないですし、会社の信用にも関わります。
忘れないように、そして直前に気づいてヒヤッとすることがないように、普段から更新を忘れないように工夫しておきましょう！