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【建設業許可】塗装工事業とはどんな仕事?取得のメリットを詳しく解説!

塗装工事とは、住まいを美しく仕上げ、数々の厳しい自然環境から建物を保護することが目的です。実は塗装工事は、限られた条件下であれば特別な資格や許可がなくても施工できます。

では、なぜ【塗装工事業】を取得する業者が多いのでしょうか。それは建設業許可の29業種の1つである【塗装工事業】を取得することによって、よりプロフェッショナルな仕事を遂行することができ、元請やお客様に信用・信頼してもらう事ができるからです。

では、その許可申請はどのように行うのでしょうか。必要な資格や書類、塗装工事業の概要、取得の方法やメリットについてまとめました。

塗装工事業とはどんな内容?取得のメリットは?

塗装工事とは、【塗料、塗材等を工作物に吹付け、塗付け、又ははり付ける工事】のことをいいます。

具体的には、【塗装工事】【溶射工事】【ライニング工事】【布張り仕上工事】【鋼構造物塗装工事】【路面標示工事】に分類されます。例えば、住宅やビルなどの建物の外壁塗装工事、屋根の塗装工事などが挙げられます。

塗装工事を行うことで、外観を美しく仕上げるだけではなく、雨風などの厳しい自然環境から守ったり、遮熱機能や防水機能を付加することで、建物の寿命を延ばすことができます。請負金額の小さい塗装工事は、そのほとんどが500万円以下の契約のため、「軽微な建設工事」となり、建設業許可を受けなくても施工できます。これにより塗装工事の経験が少ない業者が業界に参入しやすく、低品質な施工や金銭面トラブルなどが多く発生してしまいます。

そこで建設業許可の塗装工事業を取得することによって、元請やお客様から信用・信頼を受けやすくなります。また、塗装工事業と合わせて他の許可も受けていれば、金額の大きい工事も受けることができます。トラブルが起こりにくく、プロフェッショナルな業者になるためには塗装工事業の許可を受けることが必然です。

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塗装工事業の取得方法について

それでは塗装工事業の許可はどのように取得するのでしょうか。塗装工事業を取得するための要件は主に5つです。

① 経営業務の管理責任者

省略して「経管(ケイカン)」とも呼ばれます。組織の代表としてしっかり経験があることを証明します。

法人の場合は常勤役員の誰か、個人の場合は事業主本人が、塗装工事の経験が5年以上、もしくは他の建設業の経験が7年以上必要です。工事の経験年数は、請負工事の契約書などの書類で証明します。経営者としての経験は、登記簿謄本や確定申告書によって証明します。

② 誠実性

住宅は高額な取引になることがほとんどです。請負契約において、不正または不誠実な行為をする恐れがないか調査されます。

③ 欠格要件

  • 成年被後見人もしくは被保佐人又は破産者で復権を得ない者
  • 不正の手段で許可を受けた、又は営業停止処分に違反したことで許可を取り消され、取消しになった日から5年を経過しない者
  • 営業の停止を命ぜられ、その停止の期間が経過しない者

などが挙げられます。成人として不適格ではないか、法人として営業できているか、などが審査されます。

④ 専任技術者

許可を受けるにあたって、必要な技術者のことを「専任技術者」といいます。専任技術者になるには、いくつかの要件があります。

  • 営業所で常時勤務している
    • アルバイトやパートは専任技術者になれません。
  • 営業所の専任となっている
    • 他の営業所や工事現場で専任の業務に就いていてはNGです。
  • 一定の資格、または実務経験がある(下記で詳しく解説します)

◇一定の資格(一般建設業の場合)

  • 1級土木施工管理技士
  • 2級土木施工管理技士 種別:鋼構造物塗装
  • 1級建築施工管理技士
  • 2級建築施工管理技士 種別:仕上げ
  • 職業能力開発促進法「技能検定」 塗装・木工塗装・木工塗装工
  • 職業能力開発促進法「技能検定」 建築塗装・建築塗装工
  • 職業能力開発促進法「技能検定」 金属塗装・金属塗装工
  • 職業能力開発促進法「技能検定」 噴霧塗装
  • 職業能力開発促進法「技能検定」 路面標示施工

◇実務経験

  • 大学にて指定の学科を卒業し、3年以上の実務経験がある方
  • 高校にて指定の学科を卒業し、5年以上の実務経験がある方
  • 塗装工事業に関する10年以上の実務経験がある方

これらは、一般建設業と特定建設業どちらの許可を受けるかによって、内容は多少異なります。

⑤ 財産要件

ある程度の財産を持っていることが証明できれば大丈夫です。500万円以上の「銀行口座の残高証明書」や「財務諸表」をもって証明します。もし金額が不足している場合には、銀行から500万円借り入れましょう。500万円以上を調達できる能力があるかが問われますので、その手段は問われません。

これらの条件をクリアしたら、塗装工事業の許可を申請できます。ただし申請には費用がかかり、許可が下りるまで1カ月以上かかります。許可取得は計画的に行いましょう。

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許可を取得するメリットは? なにができるようになる?

塗装工事業の許可を取ると、メリットがあります。

  • 500万円以上の大規模な工事を請け負うことができる
  • 公共工事に入札に参加できるようになる
  • 会社の信用・信頼があがる

また、塗装工事業と合わせて【防水工事業】や【左官工事業】も取得できれば、工事の幅が広がってメリットしかありません。建設業の許可はいわゆる名刺のようなものなので、元請やお客様に「こんな工事も請け負うことができますよ」とアピールできます。

ちなみに建設業の許可は5年に一度更新がありますので、忘れずに更新するようにしましょう。

まとめ

塗装工事は住まいの外観を美しくしたり、付加価値を高めるために必要なものです。誰でも参入できることから、元請やお客様は業者に信用・信頼を求めます。それを証明できるのが建設業許可【塗装工事業】です。

取得は特に難しくありませんので、しっかり準備して申請すれば許可を受けられます。申請に不安な点がありましたら、まずはお気軽にお問い合わせください。

ぜひ許可を取得して、建設業界で幅広く活躍しましょう。

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